40代社会人からでも間に合う!TOEIC500点を目指すTOEICリスニング勉強法

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40代の社会人で「もう一度英語を学び直したい」「キャリアアップのためにTOEICに挑戦したい」と考える方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ始めてみると「最初は何点を目指したらいいんだろう」「リスニングが全く聞き取れない」と悩む方も少なくありません。

社会人になっても勉強を続けようとしている方、時間をうまく活用してキャリアップしたいと思う方、その気持ちだけで素晴らしいのは間違いないです。

でもせっかく勉強をするのであれば、結果も出して、成長していきたいですよね。

そんなTOEICのリスニングに悩んでいる方に、初心者の方が最初に目指すTOEICスコアとしっかりとした対策と勉強法で苦手なリスニングも点数アップにつなげることができることをご紹介したいと思います。

TOEICは、一般的にリーディングよりもリスニングの方が点数が伸びやすいと言われています。

そのため、対策をしっかりとれば点数が伸びる実感がしやすい分野となります。

そこで、40代からTOEICに挑戦する社会人初心者向けに、500点を目指すためのリスニング勉強法を紹介。初心者でも実践できるステップとおすすめ教材を解説します!

初心者が目指すべきTOEICスコアは500点な理由

40代の社会人初心者の方がまず目指す得点は500点が良いと思います。500点は、TOEICの「最初の壁」と言われており、このスコアをクリアすると英語の基礎が出来ているとみなされます。履歴書などに書くにはもう少し点数が欲しいところですが、しっかりと勉強法を確立出来て行けば点数はどんどん伸びていきます。

TOEICリスニングセクションの構成と時間配分

リスニングはPART1、2、3、4です。各PARTの問題内容と時間配分は以下のようになっています。リスニングは約45分となっています。約と付けている理由は、試験によって、46分や47分となることがあるからです。

 Part1 写真描写問題 6問 約3分
Part2 応答問題(質問分に対し適切な答えを選択する) 25問 約9分
Part3 会話問題 39問 約17分
Part4 説明文問題 30問 約16分

出典「一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会」資料から筆者作成

PART1の写真描写問題は、音声が4つ流れ、その中で問題に掲載されている写真と合っている音声を選ぶものです。音声は比較的優しく、高得点を取る方はこのPART1は満点取る方も多いです。ただ、まれに難易度の高い単語や表現が出題されますので油断はできません。

PART2の応答問題は、ナレーターが短い文章を問いかけてきますので、応答が成立する答えを3つの中から選択します。問題用紙には、質問と回答も記載がありませんので、耳で聞きながら正解を導かなければなりません。wh-で始まる疑問文ばかりではないため、いろんなパターンを勉強しておく必要はありますが、慣れてくると得点源になります。

PART3の会話問題は、2人ないし3人での会話を聞き設問の中で正しい選択を選びます。PART3からは、問題用紙に設問と選択肢が載っていますので、リズムに乗って回答していきます。

PART4の説明文問題は、ナレーター1人による説明文を聞き、正しい選択肢を選びます。PART4も問題用紙に設問と選択肢が載っているため、リズムに乗って回答していきます。

このうち、初心者の方は、PART1,PART2を得点源にすることが大切です。そのため、この記事では、特に2つのPART について勉強法をお伝えしたいと思います。

TOEIC初心者のPART1,PART2の得点戦略と目標正答率はどうか

すでにTOEICを勉強している方はご存じですが、TOEICには、リスニングPARTとリーディングPARTに分かれます。そして、一般的に点数の伸びる勉強法の順番があり、その順番は、PART1、2、5、6、3、4、7の順番で勉強すると得点アップしやすいと言われています。

TOEIC全体の勉強方法については、こちらの記事で解説していますので、目を通して頂けばと思います。

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40代からTOEICに取り組みたいけど、どうすれば800点を取ることができるのか、効率的な勉強法はあるのかと悩んでいらっしゃるTOEIC初心者の方も多いと思います。 私は、目標をしっかりと設定して、効率的な勉強をすれば、年齢に関係なく40代...

500点を目指す場合の、PART1,PART2の目標得点率を以下にまとめてみました。

🎯 TOEIC500点を目指す初心者向けリスニング戦略(Part 1 & Part 2)

Part 問題数 目標正解数 目標正解率 得点戦略
Part 1 6問 5問以上 約83%以上 写真描写はパターンが限られており、対策しやすい。初心者でも高得点を狙える。
Part 2 25問 15問以上 約60%以上 応答パターンを覚えることで得点しやすくなる。聞き逃しに注意。

                                             出典 筆者が経験により作成

💡 合計目標(Part 1 + 2)
合計問題数:31問
目標正解数:20問以上
目標正解率:約65%
想定スコア換算:リスニング全体で250点前後を目指せるライン

正確なことをお伝えするのは難しいですが、正答率65%くらいで500点前後の点数を取ることができます。最初は、PART1〜4までまんべんなく得点を取ることは難しいと想います。そのため、PART1と2の得点をなるべく高く取る勉強をおすすめします。500点を目指す段階では、PART3,PART4は難しいですが、捨てることはせず、”聞き流し”で慣れることに重点を置いてください。500点を取れてから、この2つのPART の対策を行うことで、高得点を目指すことができます。

TOEIC初心者がリスニングの勉強を始める前に準備すること

初心者の方には、リスニングの勉強法をお伝えする前に、準備してほしいことがあります。

それは、自分の現在の実力を把握したうえで、「英単語と英文法の基礎を勉強してからリスニングの勉強を始めること」です。

では、自分の実力をどのように把握するのかですが、後ほど詳しく記述する。「TOEIC公式問題集」を解いて、スコア換算表に基づき今の実力を把握することができます。

初心者の方がいきなりTOEICの本番と同様にリスニングの勉強を始めると、あまりにも聞き取れず勉強のモチベーションを維持することが難しくなります。

そこで、まず、英単語と英文法の基礎を勉強し、それから本格的にTOEICの勉強に入ってほしいと思います。

それでは、勉強法に入る前に、どのような参考書を使って勉強すれば効率的かつ効果的に勉強できるのかについて記載したいと思います。

最初に用意すべき参考書

TOEICで高得点を目指すためには、TOEICに特化した参考書を活用することをお勧めします。

ただし、TOEIC初心者の方にとっては、試験でのリスニングスピード、表現を知ることが必要となりますので、最初に「公式TOEIC Listening & Reading 問題集11」をお勧めします。活用するメリットはいくつかありますが、なによりも「本番のテストと同じ公式スピーカーによるリスニング音声が聞ける」ことです。

もし、本屋で上記の問題集が難しいと感じられた方は、「TOEIC Bridge Listening & Reading 公式ワークブック2」でも構いません。

また、英単語は、「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ【初心者むけ】」もしくは、「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ【をお勧めします。どちらを選べばよいかですが、次にお伝えする勉強法で詳しく記述します。

 

お勧めする勉強法の順番

既述しましたが、リスニングを勉強する前に「英単語と英文法の基礎を勉強してからリスニングの勉強を始めること」です。

勉強法の順番としては、以下の順番がお勧めです。

公式問題集を解いてみる

今の自分の実力でどのくらいTOEICのリスニングを聞き取ることができるのかを把握することから始めましょう。

参考数値にはなりますが、正答数をもとにスコア換算することができます。自分の実力が把握できるとそのあとの勉強法も確立しやすくなります。また、苦手分野の把握もでき、そこを伸ばすほうがいいのか、得意と感じたところを伸ばすほうが良いのかも検討することができます。

もし、公式問題集を解いてみて非常に難しいと感じた方がいらっしゃる場合には、以下の参考書でまずは勉強することも効果的だと思います。

それは、「TOEIC Bridge Listening & Reading 公式ワークブック2」です。

TOEIC Bridgeで85点以上取れるようになると、TOEICで500点が取れる可能性が高いです。TOEIC公式問題集が難しいと感じた方は、TOEICBridgeに取り組んでください。

TOEICとTOEIC Bridgeのスコア換算表は以下に記載します。

🎯 TOEIC BridgeとTOEICのスコア換算表

TOEIC Bridgeスコア TOEICスコア(目安)
30点 約120点
50点 約265点
70点 約400点
80点 約470点
85点 約500点前後
90点以上 約610点以上

               出典「一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会」資料から筆者作成

続いては、英語の音に慣れる勉強法です。

英単語の音に慣れる

語学勉強の基本は単語の習得です。まずは、英単語の音に慣れることから始めましょう。

その際に、どの単語帳で勉強すればよいかは、以下を参考にしてください。

金のフレーズ:TOEIC500点以上の方

銀のフレーズ:TOEIC500点未満の方

となります。そのため、記述しています公式問題集を解いてみて、自分がどのくらいのスコアをとれるのかで決めることをお勧めします。

ただ、そうはいっても、40代の社会人の方は、そんなに時間の余裕もないと思います。その場合には、「朝日出版社 基本単語200」と検索してPDFをダウンロードしてどのくらい自分が単語を理解しているか確認してください。これは無料でダウンロードできます。これがすべてわかるのであれば、「金のフレーズ」でも構いません。

ただ、久しぶりに英語を勉強する40代社会人で、TOEIC初心者には、既述の「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ【初心者むけ】」を使用してください。あわせて、スマートフォンのアプリで「abceed」をダウンロードすることで、音声を無料でダウンロードできます。単語の発音と、その単語を使った例文の音声を聞くことができます。

ここで、注意点を一つお伝えします。

初心者の方は、聞き流しで音声を聞かないようにしていただきたいということです。

初診の方は、まだまだ音を聞いただけでは、どの単語なのかもわからないこともあると思います。単語の音声を聞くときには、単語帳を見ながら聞くようにしてください。私も初心者のころ経験ありますが、聞き流しをしているといつの間にか英語を聞いていることを忘れてしまい、単なるバックミュージックになってしまいます。

熟語・文章単位で覚えていく

英単語の音がわかるようになってきたら、次は、熟語、文章単位で覚えていきましょう。

英単語は、熟語や文章になると音が変化します。これに慣れて行かないと、実際の試験の時には、知っている単語であっても聞き取れないことになってしまいます。

先ほど、ご紹介した「銀のフレーズ」では、単語に加えて、例文も掲載されており、例文も音声を聞くことができます。単語、熟語、文章のリスニングの勉強には最適であると改めてお伝えできます。

アウトプットの機会を作る

リスニングですから、アウトプットは必要なのかと思われるかもしれませんが、少しずつでもアウトプットする機会を作ることをお勧めします。

具体的には、シャドーイングや英会話です。英会話はハードルがかなり高いと思いますので、初心者の方にはシャドーイングをお勧めします。

公式問題集を使って、PART2の問題と回答をシャドーイングすることをお勧めします。耳が慣れるだけでなく、出題パターンも把握することができます。本当は、家などで声を出すことが1番ですが、私が通勤時間に電車で実践していることは、心で声を出すことです。見るだけでなく、心でつぶやいています。もしかしたら、たまに声が漏れてしまっているかもしれませんが。

私は、加えて、会社の福利厚生としてオンライン英会話を受講することができます。会社に少し早く出社して会社の会議室で毎日25分間英会話に取り組んでいます。その時に、TOEICの勉強で覚えたフレーズなどを使って身に着けています。

TOEICの問題だけでのシャドーイングだけでは、単調すぎるのではと感じる方、オンライン英会話はもっとハードルが上がるという方には、NHKの「ラジオ講座」(2025年10月1日時点)もお勧めします。直接、ラジオ講座でTOEIC対策があるわけではないですが、英部文法を学びながら、リスニング対策ができます。時間は15分です。初心者向けから中級者向けまで様々な講座が用意されています。リスニング対策としては十分な内容になっています。ただ聞くだけでなく、一緒に発声練習をするコーナーなどもあり、シャドーイングも文法対策も両方可能です。テキストも600円程度とお手軽なうえに、1週間程度だと聞き逃し配信で聞くこともできます。コスパとしては十分な内容です。

これまでの流れを以下に図で示しておきます。

TOEICリスニング勉強ステップ英単語の音に慣れる熟語・文章の音に慣れるシャドーイング → 実践問題 → 英会話・ラジオ講座などのアウトプット(可能であれば)→振り返り→英単語に戻る

 

40代の社会人にお勧めするリスニング勉強時間確保法

40代の社会人の方は実際に勉強をしようと思っても、時間の確保が難しいと思います。

なかなか、まとまった時間をとって机に向かってとはいかないものです。

既述していますが、TOEICでリスニングの試験時間は約45分です。約と付けているのは、場合によっては、46分や47分になることがあるからです。

試験本番は約45分間休むことなく聞き続けることになりますが、日常で45分間まとまった時間を取ることは難しいと思います。

そこで、1日の隙間時間を活用して耳を慣らしていくことから始めることをお勧めします。

私は、通勤時間に50分ほどは電車に乗っています。そのため、一番活用するのは電車での移動時間です。今、特に取り組んでいるのは単語力の強化ですので、毎日、「金のフレーズ」をアプリabceedを使いながら単語とフレーズを覚えることにしています。これは、朝に取り組んでいることですが、仕事後に、同じようにすることは難しいです。そのため、帰宅時の電車では、自分の好きな映画を字幕ありで見ます。隙間時間になるべく英語に触れる機会を増やすことを意識しています。

これは、少しハードルが上がりますが、お子さんがいらっしゃる方は、一緒に勉強してはどうかと思います。私は、小学生と幼稚園の娘が2人いますが、2人とも英会話学校に通っています。小学生の娘は、月に1回テストがあります。そのテスト勉強を一緒に取り組みます。小学生なので、まだ優しい単語や文章しか出ません。しかし、誰かと英語で会話するというアクションをとることができるのはとても有意義だと考えます。そうすることで、子供たちも英語にもっと興味を持ってくれるようになりました。私の目標は、いつか娘とTOEICか英検で勝負をすることです。こういった日常生活の中での一コマでもモチベーションを保ち、隙間時間に勉強する習慣をつけることができると私は考えています。

 

まとめ

語学の勉強に年齢は関係ないというのが私の持論です。その思いで、40代から頑張ろうとしている方の少しでも手助けになればと思い記事を書きました。

世の中にはいろいろな勉強法が紹介されており、どれがいいのかわからないものですが、まずはせっかく記事を見ていただいたので、一緒にこの勉強法で目標に向かっていければと思います。私も、記事を書きながら日々勉強法を検討し、新たな発見があれば、記事を更新していきたいと考えています。勉強は最後は自分でやりきらないといけないのですが、ライバルであったり、共に頑張れる仲間がいるとより一層頑張れると思います。私の記事がそういう方の一助になれば、私もみなさんと一緒に成長していけると考えています。

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